(パーテーション操作)FDISKの使い方

Linux 活用日記



Last modified: Wed Oct 17 2001



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FDISK の使い方



パーテーション操作には fdisk を使うか Redhat Linux のインストール時に使う "Disk Druid" などがあります. Linux のインストーラ (Redhat, LASER5, Vine など) ではパーテーションの設定まで進むと (サーバークラスまたはワークステーションクラスを選択し自動パーテーションにしない場合) DiskDruid か fdisk のいずれかでパーテーション設定することを促されます. どちらもできることは同じですが前述のように DiskDruid では自動パーテーションを選択すると全てのパーテーションをフォーマットしてしまいます. Windows と共存させたい場合などはこちらを選択せず DiskDruid の手動パーテーション設定か fdisk を使って手動でパーテーション操作を行うようにしましょう. このページでは, その fdisk の使い方についてご説明します. fdisk はすべて手作業で行いますので操作が難しいと思われるかも知れませんが慣れればとても使いやすいものです.

fdisk はインストール完了後でも使うことが出来ます. 起動するには次のコマンドを入力して下さい.

# fdisk /dev/hda

fdisk を起動すると次のように表示されます.

コマンド(mでヘルプ):

 

ここで, "m" と入力すると, 下記のようにコマンド一覧が表示されます.

 

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コマンド
a ブート可のフラグをトグル
b bsdのディスクレーベルを編集
c DOSコンパチビリティーをトグル
d 区画を削除
l パーティションタイプを一覧
m このメニューを表示
n 新しい区画を作成
o DOS区画テーブルを新規に作成
p 区画テーブルの表示
q 変更を破棄して終了
s Sunディクスレーベルを新規に作成
t 区画のシステムIDを変更
u 表示と入力の単位を変更
v 区画テーブルの確認
w テーブルを書き込んで終了
x 上級者用コマンド

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現在のパーテーション構成を見るには上のとおり, "p"と入力します. すると, 次のように表示されます.

------------------------------
ディスク/dev/hda: ヘッド数240, セクタ数63, シリンダ数559
単位 = シリンダ数数(15120 * 512バイト)

デバイス  起動  始まり  終了  ブロック  ID  システム
/dev/hda1       1   271  2048728+ 83  Linux
/dev/hda2      272   289  136080  82  Linux swap
/dev/hda3      290   384  718200  83  Linux
/dev/hda4  *    385   559  1323000 83  Linux

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新しいパーテーションの作成


新たにパーテーションを作成したい場合には, "n" と入力します. すると, 次のように表示されます.

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e 拡張区画
p 基本区画(1-4)

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基本(プライマリ)パーテーションを作るなら, ここで "p" と入力します. すると, 次のように表示されます.

------------------------------
区画番号 (1-4):
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と表示されます. 4番目の基本(プライマリ)パーテーションを作るなら "4" と入力します. すると次のように表示されます.

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最初のシリンダ (385-559, default 385):
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と表示されたら, "385" と入力します. すると次のように表示されます.

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最後のシリンダ, または +size, +sizeM, +sizeK (385-559, default 559):
------------------------------

 

と表示されますのでシリンダ数 (559) を入力するか実際のサイズを "+1320M" などと入力します.

このようにして新しいパーテーションを作成していきます.

次に既存の Windows の環境と これからインストールする Linux を共存させる上でのパーテーション作成後の一例を下図に示します.

パーテーション構成

上図は既に Windows 98 がインストールしてあるマシンを例にしてあります. 構成としては C ドライブのみがあり, そこに Linux 用のパーテーションと Windows の D ドライブを作成したというものです. このように Linux の fdisk を使ってパーテーションを作成するとそれぞれのパーテーションに対して Linux のパーテーション ID 83 が割り当てられます. パーテーション ID は下図のとおりです.

0 1b Hidden Win95 FA 63 GNU HURD または b7 BSDI fs
1 FAT12 1c Hidden Win95 FA 64 Novell Netware b8 BSDI スワップ
2 XENIX root 1e Hidden Win95 FA 65 Novell Netware c1 DRDOS/sec (FAT-
3 XENIX usr 24 NEC DOS 70 DiskSecure Mult c4 DRDOS/sec (FAT-
4 FAT16 <32M 39 Plan 9 75 PC/IX c6 DRDOS/sec (FAT-
5 拡張領域 3c PartitionMagic 80 古い Minix c7 Syrinx
6 FAT16 40 Venix 80286 81 Minix / 古い Li da Non-FS data
7 HPFS/NTFS 41 PPC PReP Boot 82 Linux スワップ db CP/M / CTOS / .
8 AIX 42 SFS 83 Linux de Dell Utility
9 AIX ブート可能 4d QNX4.x 84 OS/2 隠し C: ド e1 DOS access
a OS/2 ブートマネ 4e QNX4.x 2nd part 85 Linux 拡張領域 e3 DOS R/O
b Win95 FAT32 4f QNX4.x 3rd part 86 NTFS ボリューム e4 SpeedStor
c Win95 FAT32 (LB 50 OnTrack DM 87 NTFS ボリューム eb BeOS fs
e Win95 FAT16 (LB 51 OnTrack DM6 Aux 8e Linux LVM ee EFI GPT
f Win95 拡張領域 52 CP/M 93 Amoeba ef EFI (FAT-12/16/
10 OPUS 53 OnTrack DM6 Aux 94 Amoeba BBT f1 SpeedStor
11 隠し FAT12 54 OnTrackDM6 9f BSD/OS f4 SpeedStor
12 Compaq 診断 55 EZ-Drive a0 IBM Thinkpad ハ f2 DOS セカンダリ
14 隠し FAT16 <32M 56 Golden Bow a5 BSD/386 fd Linux raid 自動
16 隠し FAT16 5c Priam Edisk a6 OpenBSD fe LANstep
17 隠し HPFS/NTFS 61 SpeedStor a7 NeXTSTEP ff BBT


パーテーション ID の一覧はコマンドプロンプトから次のように "l" と入力すれば表示されます.

コマンド(mでヘルプ): l

Swap パーテーションに対しては手動で ID を割り当てる必要がありますので上図の一覧を確認した上でコマンドプロンプトから "t" と入力します.

コマンド(mでヘルプ): t

すると ID を変更したいパーテーション番号の入力を促されます. 今回の例では Swap パーテーションは9番目になりますので "9" を指定します.

この後, コマンドプロンプトに "p" と入力したら Swap パーテーションの ID が "82" に変更されたことがわかります.

同じように新たに作成した Windows の D ドライブ用パーテーション ID も "b" または "c" に変更しましょう.

以上の設定がすべて終了したら, 次に設定内容を反映させるための手順を行います. 設定したパーテーション情報を保存するの項に進んで下さい.




パーテーション ID の確認


上記にパーテーション ID の割当てについてご説明しましたが, これは重要なことですので必ず確認するようにしておいて下さい. 誤った設定のままで設定情報を保存してしまうと問題が発生することがあります.





パーテーションの削除


次に, パーテーションを削除する手順をご説明します.

先ず, 4番目の基本(プライマリ)パーテーション /dev/hda4 を削除したいときには, "d" と叩きます. すると次のように表示されます.

------------------------------
区画番号 (1-4):
------------------------------

ここで, "4" と入力すると /dev/hda4 が削除されます. 削除されたかどうか確認をしたいなら, さきほどのように "p" と入力します. 設定が終了したら, 設定内容を反映させるための手順を行います. 設定したパーテーション情報を保存するの項に進んで下さい.





設定したパーテーション情報を保存する


すべての設定が終われば "w" と入力して設定を保存します. ここが Windows の fdisk との大きな違いなんですが, Windows の fdisk は, 行った操作がすぐに反映されてしまうのに対して Linux の fdisk は, 最後に "w" を実行しない限り設定内容は反映されません. ですから誤って必要なパーテーションを削除してしまっても "q" で無効終了してしまえば何度でもやり直しが効くわけです. また Windows の fdisk が Linux のファイルシステムを認識できないのに対し, Linux の fdisk は Windows の vfat や NTFS 他, 多くのファイルシステムに対応しているのもいいですね. このように Linux の fdisk はとても使い勝手のいいものなので使い方が分かれば気軽に使えるようになうことと思います.





8GB までしか認識しない場合


1024 シリンダを超える領域を作成できない場合は, Windows の fdisk を併用する手があります. ただし, Windows95/98 の fdisk では基本(プライマリ)パーテーションをひとつしか作成できませんので( NT では4個まで可能), まず Linux の fdisk で基本(プライマリ)パーテーションを(最大4個まで可能)複数作成し, そのあと, 拡張パーテーション内に 8.4GB を超える領域の論理パーテーションを作成します. そのあと実際の Linux のインストールで, これらの ID を変更するなりして対処するなりすればいいかと思います.





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