APT と dpkg の使い方



Last modified: Tue 5 Dec 2000







APT の使い方



Debian GNU/Linux ではパッケージ管理ツールである APT を使うのが便利です。ここではその APT の基本的な使い方をご紹介します。



apt-get



APT の初期設定は apt-setup で行います。 potato をインストールしているならインストール時にこの apt-setup を使った設定は完了していると思います。インストール後はこのときの設定を元に apt-get を使ってパッケージのインストールを行うことが出来るわけです。この apt-get はAPT の設定ファイル /etc/apt/sources.list に書かれている場所 (ftp サイトや CD-ROM) から依存関係をチェックして必要なパッケージをインストールしてくれるようになっているからです。ですから /etc/apt/sources.list に書かれている場所が CD-ROM であれば apt-get でパッケージのインストールを以下のように実行すると APT が持っているパッケージ情報を元に CD-ROM に含まれるパッケージをインストールしてくれます。

# apt-get install gimp


例えばこの sources.list を CD-ROM ではなく近くのミラーサイトなどに変更したり新たに作り直したい場合には、 Debian JP Project のホームページに雛型がありますのでこれを利用すればいいと思います。そして新しい source.list を作ったら更新リストを反映するために以下のコマンドを実行します。

# apt-get update


とします。これで今まで CD-ROM のパスが書かれていた sources.list は、 APT のパッケージ情報のデータベースが更新されて新たに作り直した sources.list の内容が反映されます。一例として ftp サイトから tkdesk-ja のパッケージをインストールしてみますと、

# apt-get install tkdesk-ja
Reading Package Lists... Done
Building Dependency Tree... Done
The following extra packages will be installed:
itcl3.0 libreadlineg2 tcl8.0-ja tk8.0-ja
The following NEW packages will be installed:
itcl3.0 libreadlineg2 tcl8.0-ja tk8.0-ja tkdesk-ja
0 packages upgraded, 5 newly installed, 0 to remove and 50 not upgraded.
Need to get 1918kB of archives. After unpacking 5962kB will be used.
Do you want to continue? [Y/n]
Get:1 ftp://ftp.jp.debian.org potato/main itcl3.0 3.0.1-3 [86.3kB]
Get:2 ftp://ftp.jp.debian.org potato/main libreadlineg2 2.1-20 [78.8kB]
Get:3 ftp://ftp.jp.debian.org potato/main tcl8.0-ja 8.0.4jp1.3-8 [323kB]
Get:4 ftp://ftp.jp.debian.org potato-jp/main tkdesk-ja 1.2-1.4 [733kB]
Get:5 ftp://ftp.jp.debian.org potato/main tk8.0-ja 8.0.4jp1.3-7 [696kB]
83% [5 tk8.0-ja 376480/696kB 54%]

このようになります。そして良く見たらわかりますが依存関係をチェックして必要なパッケージ類も自動的にインストールしてくれています。このように Debian のパッケージ管理システムは必要なパッケージやアップデートしなければならないパッケージを判断してくれるようになっています。


sources.list を使って、インストールされているすべてのパッケージをアップグレードする場合は以下のようにします。

# apt-get dist-upgrade


しかしこの場合、すべてアップグレードしてしまうだけにまだ安定していないパッケージも一緒に入ってしまいますので自身の責任において実行する必要があります。


sources.list を CD-ROM に指定したい場合は以下のようにします。

# apt-cdrom add



パッケージをアンインストールするには以下のようにします。このときも同様に依存関係のあるパッケージを一緒に削除してくれます。

# apt-get remove gimp



apt-cache



apt-cache は APT のパッケージ管理情報を参照したり検索したりすることが出来ます。
以下は mew の依存関係を調べる場合の例です。

# apt-cache depends mew


パッケージの検索には以下のようにします。

# apt-cache search netscape

この場合のパッケージ名は正規表現でなければいけません。




dpkg の使い方



dpkg は Redhat Linux の rpm に似たパッケージ管理ツールです。ちょっと使ってみただけでは使い方も似通ってるので Redhat 系しか使ったことのない人でもインストールするぐらいの操作ならすぐに使えるかと思います。


dpkg の基本操作は以下のとおりです。



# dpkg -i xxxx.deb

* xxxx.deb というパッケージをインストールします。

(例)
Gimp をインストールしてみます。 Gimp のインストールには以下のパッケージが必要です。

aalib1-dev_1.2-25.deb
aalib1_1.2-25.deb
gimp1.1_1.1.17-3.deb
libgimp1.1.17_1.1.17-3.deb
libmpeg1_1.3.1-2.deb

# dpkg -i aalib*
# dpkg -i libmpeg1_1.3.1-2.deb
# dpkg -i libgimp1.1.17_1.1.17-3.deb gimp-data-extras_1.0.0-1.deb gimp1.1_1.1.17-3.deb

以上でインストール完了です。上記の各パッケージのうちいずれかが欠けても Gimp のインストールはできません。しかしその場合はどのパッケージが必要かエラーメッセージに出てきます。


# dpkg -I xxxx.deb

* インストール前にそのパッケージがどのようなパッケージなのかパッケージの情報を確認することができます。


# dpkg -l

* インストール済みのパッケージ一覧を表示します。


# dpkg -s package

* インストール済みのパッケージの管理。


# dpkg -r package

* アンインストールします。ただし設定ファイルなどは残ります。すべて削除するには --purge オプションを付けます。例えば

# dpkg -r gimp
# dpkg --purge gimp



詳しくは、 man dpkg を見ましょう。




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